飲食店舗の現場調査

こんばんわ、夜も深まりましてうちのオフィスの辺りはだいぶと静淑な雰囲気です。

外からビルを見上げると電気が付いているのはうちのオフィスだけ!

よくあることですが。。笑

 

先日、飲食店を開設したいというお客様からのご依頼がありました。

 

開きたい地域で居抜きの物件が見つかりましたので

是非見に来て下さいとお声があり現場調査へとおもむきました。

 

「居抜き」って言葉をよく使ったりしているかと思いますが意味は

ご存知でございますでしょうか。僕もこの業界に入り立ての頃は

周りの先輩方がよく言葉にしている中で 「居抜き・・・なんじゃ??」

などと感じてたりしてた思い出があります。

 

居抜きの物件というのは何かというと、

その物件で以前に営んでいた方の設備や内装だったりが

そのまま残っている物件という事をいいます。

(言い切りましたが、だいたいそういう事だと感じております汗)

 

例えば!

 

美容室を開設したい方の居抜きの物件というのは

カットやパーマをあてたりするお客様が座る椅子やセット面のミラーや

カウンター、シャンプー台などが室内に残っているという事です、

飲食店を開設したい方だと厨房設備がまるまる残っていたり、

客席やカウンターなどが残っていたりする場合を居抜きといいます。

 

その「居抜き」が注目視されたりする背景には、

設備や内装にそんなにお金をかけなくても商売ができる。

 

言い換えるとその内装や設備に投資しようとしていた分の予算が他にあてれたりする。

 

ということになれば、それは独立を考える方にとって

すごくよろこばしい事になりますよね。

 

しかしながらメリットの裏にはデメリットも見え隠れしております、

どういうことかを分かりやすくいうと「中古」ということです。

 

以前営業されてた方の使用年数が浅い深いはありますが、

少なからず中古ということになります。

 

また飲食店などでは、前が喫茶店なのか居酒屋なのかジャンルの違いでも

イタリアンなのか中華なのかなどで厨房設備も大きく変わってきますよね。

 

マーケット的な問題も。。

そこで新たにお店を開設するのにあたり、

前に営業していたお店のイメージを一新したい所が

内装がまえのまま残っていたりすると近所のお客様などが

前のイメージから抜けきれなかったりしたりと。。

 

あれれ、 居抜きの物件のデメリットについて熱くなる内容に傾きつつある。。

 

違いましたね、話は物件の現場調査でした。


 

僕たちが現場調査に行く際に気をつけている事は

お客様のご希望をヒヤリングしたうえで現状を把握して行きます。

現場の状態を採寸したり現状の設備状態、内装の仕上げなどを捉えていきます。

ご提案する中でデザインはもとより予算も大きな部分です。

 

その予算の元となる材料(現場)をしっかり把握できているかないかで金額も大きく左右されるのです。

またデザインについても構造が大きく関わってきます。

 

 

今回は居抜きの物件で、前回が和食のお店だったところをイタリアンにしたいというご希望の中で

重要視する所は設備関係です。現状の電気の容量。給排水設備、空調換気設備など。。

 

 

ご希望の内容で営業していくのに十分な電気容量・水道・ガスは整っているか、

厨房内のレイアウトは万全か、、などなど。

今回は電気容量が少し足りていないので電気設備の改善が必要となってきそうでした。

 

・・・内装などは目に見えて分かりますが、設備となるとパッと見では見えない部分もあります。

調査するボリュームに合わせて、専門の業者さんなどにご同行を求めたりする場合もございます。

業種や用途にあわせて現場調査もさまざまです。

 

これから提案していくデザインや見積もりが、

よりお客様に喜んでいただけるようにanyでは現場調査も入念に取り組んでおります。